過度に目立とうとすると人は逃げる。
フランソワ・デュボワの本を読みました。その名もデュボワメソッド。「デュボワさんのやり方」ってタイトル。これもまた自己啓発の本かよと思いながら、立ち読みしていたら、結局買っちゃった。
フランス人が話している、ちょっとだけ違う風に聞こえてきて、素直に言うことを聞いてやろうかなと思う。
例えばこんなの。「日本人は鎧をつけすぎている。『形』という鎧をぬぎされば、もっと自由になれる」とか、自分自身にハードワークをかせすぎて、自分の声を無視している。自分に鈍感になると、他人にも鈍感になって、どんどん人間関係は冷めたものになる。
従うのは、心の声、自分が本当に思う心。セオリーや、手順、形にばかりこだわって、自分をみようとしないから、やたらめったら目立とうとする人がいたり、引っ込み思案な人が多かったりする。そんな人生が楽しいんだろうか。
といった内容の本だった。単なる自己啓発の本というよりは、少々仏教的な説教が混じっている。フランソワさんの音楽だとか、人間性だとか、そういうの全部含めて、読むとなおいいのかもしれない。自分自身との付き合い方で、混乱してたり、悩んでたりする僕には、なかなかいい本でした。
デュボワ思考法 (2008/08/01) フランソワ・デュボワ |