脳の右側で描け--★★★★
かなり良本。1979年に出版されて、日本語版が日本で出版されたのは、23年後の2002年。どこの世界の人間も、字はキレイに書けても、
絵は9歳から10歳のレベルでとまっている。どうしてでしょうか。それは、左脳がジャマしてるから。
っていうタイトル通り右脳活用本。この本のすごさは、その右脳アクセスへのテクニックをかなり細かく書いてあることだし、さらにいうと、ワークショップへ参加した生徒の作品とあわせて、ロジックの説明がなされてる。さらに、プロの画家、特に巨匠達、ミケランジェロや、ルーベンス、ダヴィンチや
ゴッホも、こんな風に見えていて、描いているという巨匠の脳の使い方について、論じられているのだが、それがまた、右脳アクセスのテクニックのフローと上手にオーバーラップする。
この本の目的は、
「右脳左脳の役割を上手に活用する」ことである。絵がうまくなるのを目的にしてない。しかし、絵が上手になる=洞察力があるという公式が成り立ってしまう以上、絵の練習をすることが、ビジネスや日常生活の毎日を、色鮮やかにする大きな要因となり、絵を描こうか、楽しそうだし。という気にさせてくれる。途中にはさまれる挿絵を観てるだけでもたっぷり読んだ気にさせられます。良本。
脳の右側で描け ベティ エドワーズ Betty Edwards 北村 孝一 |
エルテ出版 2002-02
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