自転車一人旅の記録

滋賀県から福島県まで自転車で旅してきた。

マネーはこう動く--★★★

 

「カリスマのフジマキ兄弟」の兄のタケシ氏。ファイナンスリテラシーを身に付ける為に購入。フジマキのことも全然知らなかった。あんまり為替とか株とかの動きがチンプンカンプンなので、帯に書いてる「知識ゼロから分かる経済!」っていうのに惹かれたのが直接的要因。

 

藤巻さんは、はっきりした人のようです。だって本の1p目に要点がいきなり書いてある。

 

「アメリカの株を買え。日本の不動産を買え。現金はもつな。」

 

JPモルガン日本支店長をやった人間のいうセリフだから、なんとなくひっかかる。近所の床屋の親父でもいいそうなセリフだから余計に気になる。藤巻さんのメッセージは、経済の大局を読めってこと。だからこういう本も出すんだろうなぁと勝手に感想するんだが、分かりやすい章とそうでない章が入り混じってて、結構読むのが時間かかった。

 

藤巻はこういう。

 

日本は財政が悪い。誰でも知ってる。借金の総額は830兆円。年々増えている。どうする日本?というところから、手前が持ってる脳みそを動かす。日本がとる政策はなんだ?という質問が脳に生まれる。考える。借金をなくす方法は、「帳消し」「延々引き延ばし」「ハイパーインフレで事実上帳消し」の三点。もちろん普通に返す方法はある。日本がとる政策は「インフレ」しかない。インフレとは、物価が上がり、紙幣が多くなること。簡単に言うとタクシーの初乗り料金が大きくなるってこと。仮に1.5倍のインフレが起こると、国の歳入が現在50兆円くらいだから、75兆円になる。借金は簿価なので、現価からすると「薄く」なる。さらに、企業レベルでもいわゆる「不良債権」が回収できる案件が増え、資産の流動化が促進される。経済が活発化。これが作戦。日本は間違いなくインフレを作る。

 

ということは・・・・僕らはどうすればいい?

インフレ=紙幣価値の減・・・物価が上がる前に、買うことだ。

だから、不動産を買え。

 

他にも色々、書いてたけど、一番分かりやすいロジックだった。為替、株、不動産、アメリカ経済、などの章立てで論じられているので、興味のある分野は一読の価値あり。


マネーはこう動く―知識ゼロでわかる実践・経済学
マネーはこう動く―知識ゼロでわかる実践・経済学 藤巻 健史

光文社 2007-07
売り上げランキング : 6115

おすすめ平均 star
star本書を今読む価値
star経済の勉強になります
star入門に最適

Amazonで詳しく見る by G-Tools
 

ランキングに参加しています。
よろしければクリックお願いします
↓↓↓↓↓
人気ブログランキングへ