もっと感情を。
足立氏の講演を聞いてました。彼の口からでてくる、コミュニケーション理論であったりとか、夢の実現であったりとか、もぉ、口調から、身振り手振りから、自信たっぷりでグイグイと引き込まれていました。著書を読んだので、その内容から、感銘を受けたものを、記述します。
コミュニケーションについて。
①人が言葉から得る情報は全体の7%でしかない。身振り手振りや、口調、顔つき、動き、ハイトーン、ロートーン、体の使い方、目の付け所、そういったものから、得ている情報が93%である。「メラビアンの法則」
②何をしゃべるか、でない。コミュニケーションは知識でない。どう、なるか。である。
ストロークについて。
①プラスとマイナスは、打ち消しあう。
②残ったものが外に(他人に)向かう。
悪いことばっかり言われた人は、ちょっと言いこと言われたくらいで、いい風には変わらない。(900-1000=-100)が、体からストロークとしてあふれる。マイナスは基本的に嫌がられるから、他人はよってこない。プラスのストロークを出すひとは、マイナスもあるけど、プラスの方が多い。(1,000-900=100)これが周りのひとに向かうから、喜んで人が寄ってくる。
笑いのメカニズムについて。
笑いとは、何か。どんな時に人は笑うのか。
落語、漫才、コメディアンに限らず、全員が笑いを求めている。
笑うとは、緊張の緩和である「桂枝雀」
古代の人間、マンモスを倒そうと、やりをもって戦う。息を止めて目を向いて戦う。マンモスが倒れて、止めていた息が、ふぅーーーーっとでる。これが笑いの源。緊張が緩和された瞬間である。赤ちゃんにいないいないばぁとやるのも、いないいない=緊張、ばぁ=緩和の関係にあるから、赤ちゃんは安心して笑うのである。笑う=安心なのである。
予測と期待。
予測は裏切る。期待は裏切らない。
例えば、アイスティ、ミルクティ、クロマティ。
これは、レモンティの予測を裏切っている。三段落ちの期待に応えている。
例えば、みんなが思うタイミングでツッコミしてはいけない。
みんなより一歩早いタイミングで、つまり予測を裏切って、
ツッコミを入れる。これが「間」である。
自分とのコミュニケーション「CGPW」について。
CW(Consept Work)なにかをしないといけない。という状態。それの本質を手繰ること。
GW(Goal Work)達成した姿をありありと思い浮かべる。これが不十分だと、達成できない。
PW(Process Work)途中の手段、方法、ステップの検討。ゴールが明確だと、簡単。
いつでもだれでも、
ぼくらは、コンセプトをいきなり与えられる。
小学校の夏休み。宿題。
「遊んでばかりじゃなくて勉強もしなさい」これが、コンセプト。
全部で80pのドリルを完了させること。これがゴール。
40日あるから、毎日2pやるぞ!これがプロセス。
これがほとんどだと思うけど、それじゃ、うまくいかない。
なぜか?
ゴールが設定されてないから。
これをやったら楽しくなる。って姿がまるでない。
それなのに、人間は頑張れるものでもない。
「叱られない」がモチベーションになっているから、
萎縮した人間ばかりが生まれてしまう。
もっとゴールをありありと完成させよう。
お金の支配から独立して、悠々とした精神状態で人生を楽しむ。
これが、経済的なコンセプトなら、ゴールは何か。
いうなら、コンセプト=夢。ゴール=目標。プロセス=計画、行動。
このサイクルを回すことが、とても大事なのである。
パワー・コミュニケーション―人を楽しませ、やる気にさせる実践的トレーニング (2006/03) 夏川 立也 |